オンライン授業について
よくあるご質問

まずは、大多数の生徒にとって授業や課題の量、レベル、ペースについては適切であるとのご回答をいただいていることを申し添えさせていただきます。

しかしながら、子どもが学ぶスタイルはそれぞれに様々であることから、お子様が取り組む課題などの量を多すぎる、または少なすぎると捉える保護者がいらっしゃることは当然です。その結果、生徒のストレスを軽減するために課題を減らす、または授業を週４日にして欲しいというご要望も頂きましたが、同時に授業時間を増やして欲しいというご要望もいただいております。

学校としての目標は学習とお子様の心身の健康とのバランスを保つことで、この点に関しては保護者の皆様のご支援が必要になります。課題の量や難易度について、ご要望がございましたらお気軽に担当教師にお申し付けください。教師が保護者およびお子様とも相談の上、正しいバランスで取り組めるよう調整させていただきます。つまるところ、お子様の学習をサポートする上での最大の支援者は保護者の皆様であり、私たちは保護者の皆様を信頼しています。

オンライン授業は、NISの運営計画の存続を意味し、それは正式認可を受けたインターナショナルスクールとして当然のことです。オンライン授業における成績証明書、成績表は、国際的にはキャンパスでの授業と同等の重要性を持ちます。また、生徒の学習方法が異なり、オンライン環境に応じて一部の内容を調整している教師がいるものの、カリキュラムの軸となる要素（主要なスキル、知識、概念）はオンライン授業においても変わっていません。

オンライン授業の方が優れている点もあります。オンライン授業を通し、IBプログラムが目指す自己管理、創造性、精神面の管理といった様々な学習スキルや自主性や責任感も育まれています。計画されていたカリキュラムとのギャップがあることもあり得ますが（これはキャンパスの授業が再開されたら取り戻します）、ライフスキルやその他の分野においてお子様が学んだことは、かけがえのない財産となることでしょう。

ただし、IBプログラムの途中にいる１１年生ははまた別の不安を抱えているでしょう。しかしながら、この点に関してもオンライン授業によってマイナスの影響を被ることはないと言えます。１１年生を終了し来学年度に進むにあたり、特別な措置等を講じる必要があるか否か、引き続き検討を続ける所存です。
お子様のことで、または進捗状況などの点でご懸念等ございましたら、担当教師にお知らせください。NISのカリキュラムにおけるお子様の学習成果を確実なものとするために保護者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

お子様の心身の健康についてのご懸念をお寄せいただいております。スクリーンタイムが多すぎる、仲間に会えない孤独感や寂しさ、運動量の減少、退屈など、子ども達は多くの困難に直面しています。

学校として、保護者の皆様にご理解いただきたいのは、お子様の健康のために適切で健康的であるとのお考えのもと保護者の皆様が下されるご決断を、常に最優先していただきたいということです。教師は毎日、生徒の活動のバランスが保たれるよう努めております。小学部では、ご家庭で屋外で過ごしていただける時間を設けていただけるよう、柔軟なスケジュールを組んでおります。中・高等部では、生徒たちが画面から離れ、散歩やその他のアクティビティに取り組めるよう休憩時間が設けられています。

保護者の皆様には、オンライン授業と健康的に過ごせる家族の時間とのバランスを大切にした、家庭内でのルーティーンを確保していただくことをおすすめします。生徒たちは、オンライン授業以外でも、仲間と繋がるためにオンライン環境やデバイスを必要とします。したがって、保護者の皆様には、こういった繋がりを保つためのツールに対する寛容性が求められると思われます。ただし、ご家族で食事、ゲーム、散歩、映画などをお楽しみいただく時間を設けていただくことが、健康的な家庭環境にとって非常に重要であるといえるでしょう。

たとえばもしも、勉強よりも優先すべきことがあると保護者であるあなたがおっしゃるのであれば、教師も喜んでそのご決断を尊重するでしょう。

前回（4月6日に関する決定）と同様、学習面及び健康面に配慮し、その時点の状況を精査のうえ、最善と思われる判断をします。決定にあたっては、生徒、保護者、スタッフの意見も考慮させていただきます。また、県内及び国内の行政機関、JCIS加盟他校、外国政府、国際保健機関などによる指針や、国内および愛知県内の新型コロナウィルス感染状況などを鑑み、幅広い観点から検討の上、判断いたします。

保護者の皆様から様々な折衷案もご提案いただきました。たとえば、週ごと、またはクラスごとに登校を分散する、オンライン授業とキャンパス授業を同時に行う、などのご提案をくださいました皆様に御礼申し上げるとともに、可能であれば皆様方のご意見を反映できるよう努めてまいる所存です。
私たちが最優先するのは、確実に、一貫して質の高いプログラムを提供することであり、スタッフを増員しないことには、これらの折衷案においてプログラムの質を維持するのは非常に困難であると言えます。

生徒、保護者、スタッフからのご意見をもとに、以下の点において改善を進めています。全体的に、小学部では課題や時間等の増加を望む意見が多く、中・高等部では課題を軽減し、柔軟性を求める意見が多く見られました。

小学部：

• Google Meetの回数を増やし、生徒の参加頻度、機会を増やします（クラス内、特別科目教師、EALグループとのおしゃべりやアクティビティの時間）
• 「Padlet」(教育用ウェブサービス)の利用。特別科目の課題の提出などに便利です。
• アクティビティのオプションを増やすことで、より柔軟に毎週のスケジュールが組めるようになります。
• 課題などを前日までにオンライン授業スケジュールに掲示し、保護者の皆様によりわかりやすくご利用いただけるようにします。

中・高等部：

• 午後のホームルームをよりフレキシブルに、必要に応じての参加とします。
• 可能な限り、スクリーンから離れて行える課題を増やすよう努めます
• 担任教師はできる限り、バランスのとれた学習習慣や時間管理をサポートするために生徒と対話する時間を設け、休憩中にはスクリーンから離れるよう推奨するよう努めます
• ウェルビーングの授業では、健康的でバランスのとれた生活と、安全でマインドフルなオンライン授業を維持することに重点を置きます。
• 教師は、生徒の健康的なライフスタイルを維持するため、課題の期限については柔軟性を持たせることを生徒に伝えます。

全生徒は：
Google Meetの際にはカメラをオンにし、クラスメイトとの繋がりを大切にしてください。

１２年生について
１２年生の生徒と保護者も皆様におかれましては、また別のご心配等がおありかと存じます。NISは生徒たちが卒業を迎えられるよう最善を尽くします。学業的な面では、学期ごとの成績も、IBの成績に必要な課題も完了しております。大学側も現状を十分認識しておりますので、問題があれば支援の準備があると思われます。NISでは希望者には最終試験を受ける機会を用意する予定です。この最終試験の結果は、現時点の成績、成績証明書の加点（減点はされません）を希望する場合に使用できます。

当然のことながら、学業面だけでなく、イヤーブックの写真、卒業式などの「儀礼」も非常に重要であることは認識しています。変更や調整が必要な可能性はありますが、５月３０日の卒業式は開催することを１２年生のご家族にはお約束申し上げます。たとえオンラインでの卒業式になろうとも、必ず実施いたします。

誠に残念ながら返金、減額をさせていただくことは出来かねます。オンライン授業は、キャンパス閉鎖時における継続的な対策として本校の責務であり、このような形での学習の継続は、正式認可を受けたインターナショナルスクールの必要要件です。  それ故に、学校はオンライン授業を提供するために教職員の雇用を継続しています。オンライン授業でも教師はキャンパスでの授業と変わらず懸命に忙しく、むしろ多くの場合、より忙しく働いています。今だけでなく、今後の先行き不透明な経済においても、学習を継続させるという私たちの責務を考えると、誠に申し訳ございませんが、今回授業料に関するポリシーや金額について変更させていただくことは出来ないことをご理解いただけますようお願い申し上げます。

こちらも残念ながら出来かねます。教員の労働日数は契約上定められています。6月にNISとの契約を終了し、出国する予定の教員もいます。学年度終了後に日数を追加することは出来ません。正式認可を受けたインターナショナルスクールとして、お子様がそれぞれの学習段階において必要な学習成果に確実に到達できるよう、オンライン環境で運営を継続しております。

新型コロナウィルス感染症が世界経済やNISのご家族に及ぼす影響は、学校としても認識しております。お困りのご家族は、短期の奨学金の申請をご検討いただくことをおすすめします。大切なのは全ての生徒が学習を継続できることです。授業料のポリシーを変更することはできませんが、お困りの方は奨学金をお申し込みいただけます。コミュニティが一体となって、この困難を乗り越えましょう。詳細は scholarships@nis.ac.jp にご連絡いただくか、こちらをご覧ください。

返金させていただく方向で調整中です。現在バス会社と交渉中ですので、今の時点で金額についてはお答えはできませんことをご理解ください。現在バス会社に対しての料金が発生しておりますし、バス会社も従業員の雇用を継続している状況です。しかしながら、ご利用のない分のコストを相殺し、一部の返金が可能になるよう、現在交渉中です。バスをご利用の保護者の皆様には、詳細が分かり次第お知らせ申し上げます。

シーザーズキッチンのランチアカウントについては、学校はお答えしかねます。お手数ですが payments@cezarskitchen.com まで直接お問い合わせください。

お子さまを側で見守り、ただし学習はお子さま自身が取り組むようにしてください。あまり手を貸さないようにしてください。学習に不可欠なのは「適度に悩み、考える」ことです。

また、オンライン授業の内容は教室での学習ほど、個人に合わせたものにはなっていません。お子さまが自身に合った学習ができるよう、保護者の皆様が見守り、判断してください。

教師たちは、お子様の学習におけるパートナーとしての保護者の皆様のご意見を歓迎します。しかしながら、お子様にとっては合わないと思われることでも、クラスの他の生徒たちには合っていることもあり得ます。容易そうに思われるご提案でも、実際はそれほど容易でないこともあります。皆様のご意見をお伺いし、できるだけお応えできるよう努めますが、残念ながらご要望にお応えできないこともありことをご理解いただけますと幸いです。

現在、教師は非常に大量のEメールを受信していることをご理解ください。お子様の学習におけるパートナーとしての保護者の皆様のご意見を歓迎しますが、ご連絡いただく際には以下の点をご留意いただきますようお願い申し上げます。

• メールの返信には通常よりも時間がかかる可能性があります
• 教師にご要望をお送りいただき、また教師が合意した場合、その効果をご確認いただくまで少しお時間をください。ある程度の期間お子様の様子をご覧になったうえで、あらためてご連絡いただくようお願いします。
• お子さまに関することは教師にご連絡をお願いしておりますが、オンライン授業や心身の健康に関する問題で、場合によっては学校管理職にご連絡をいただいた方がよいこともあります。しかしながら、学校管理職もメールの受信が増加しておりますので、ご返信が遅れる場合があることをご了承いただきますようお願い申し上げます。

安全と心身の健康が最優先です。以下の点にご留意ください。

• お子さまがスクリーンから離れ、他のアクティビティをする時間を設けてください。たとえ、時にそれにより課題が提出できなかったり、期限を守れないことがあったとしても、教師にご連絡さえ下されば、教師は保護者の皆様のご決断を尊重します。
• ネット環境上の問題がないかぎり、Google Meetの際にはカメラをオンにしてください。これは、生徒同士が顔を見て繋がるうえでも、教師が出席状況を確認する上でも重要です。